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K-理論


 もともとK-理論というのは、ベクトル束の構造を調べるために導入されたものである。
ベクトル束とはファイバー束の一種で各ファイバーが実数体、あるいは複素数体上のベクトル空間でR^n(C^n)と同じ構造をもつものをさす。なんでそんなものをと思うかもしれないが、例えば有名な球面上の接束(tangent bundle)というものがあるが、このファイバーは球面の接平面で、これは3次元空間内の部分ベクトル空間になっている。
 K-theoryとはcohomology thoryのことである。ここでは、複素数体上ののvector bundleのなす同型類から構成するComplex K-theoryについて扱う。そのほかにも様々なK-theoryがある。

 ベクトル束とその特性類に関しては中岡の「ホモロジー論」【中岡99】が日本語で助かる。また戸田のホームページにもベクトル束に関する事が載っていてPDFで置いてある。さらにベクトル束からK-theoryまで全般に扱っているAllen Hatcherの「K-theory」がサイトでダウンロードできる。また、河野/玉木の「一般コホモロジー」【河玉02】も読んだ方がいい。

ベクトル束 ベクトル束の基本事項
K-群 ベクトル束のK群から一般のGrothendick群まで
ベクトル束の特性類 Thom類、Euler類、Chern類当に関して
Bott周期性定理 BU(BO)のホモトピー群の周期について
Adams作用素 Adams operationとHopf invariant
Algebraic K-theory 代数から見たK-theory
Twisted K-theory 捩じられたK理論